山田泰幸さん、母校で消しゴムはんこの特別授業

 消しゴムはんこブームの源流を作ったことから「消しゴムはんこの父」とも呼ばれている消しゴム版画家の山田泰幸さんが、2019年8月30日に母校である北海道音更町の昭和小学校で「消しゴムはんこ・消しゴム版画」の特別授業を行った。

 山田さんの父である山田幸知さん(故人)は昭和小学校の9代目の校長を務めており、山田さん自身も小学6年生の1年間を同校で学び、昭和35年に卒業している。山田さんは消しゴムを彫ってスタンプにして遊ぶということを小学生の頃に始めたこともあり、同校は活動のルーツともなった場所でもある。

 同校は2020年春で隣接するエリアの小学校と統合されるため廃校となる。山田さんは全校生徒を集めて体育館に作品を展示し、図画工作の授業として約2時間消しゴムはんこと消しゴム版画を指導した。

 「今回、ご縁をつないでいただいたみなさんのご協力で、母校で消しゴムはんこと消しゴム版画の授業を行うことができました。今年度で廃校になってしまう昭和小学校でみなさんと一緒に楽しく消しゴムはんこや消しゴム版画ができたこと、とても嬉しく思います。9代目の校長として父・山田幸知もこの場所で5年間を過ごしました。父も喜んでいるのではないかと思います」と山田さん。

 山田泰幸さんは北海道十勝在住の消しゴム版画家として活動、1995年より「やまだ流スタンプアート」として本格的に消しゴムはんこや消しゴム版画の創作活動をはじめ、2003年には技法書「四季の消しゴムスタンプ」を発売、その後、様々な作家による消しゴムはんこの関連本が多数出版されブームのきっかけをつくったことから近年では「消しゴムはんこの父」とも呼ばれている。消しゴムはんこのコンテスト「国際イレイサースタンプ品評会」では特別審査員を務めている。

 2019年10月25日(金)、26日(土)には、東京都品川区の大崎ウエストギャラリーにて「秋のやまだ流けしごむスタンプ会」と題して、山田泰幸さんのレッスンも行われる。

◆やまだ流けしごむスタンプ会 公式サイト
https://www.yamadastyle.com/circle/

◆秋のやまだ流けしごむスタンプ会
日程・コース:
・2019年10月25日(金)午前の部
「消しゴムはんこで子年の令和年賀状」
・2019年10月25日(金)午後の部
「消しゴムはんこで折り鶴のご祝儀袋」
・2019年10月26日(土)午前の部
「消しゴムはんこで子年の令和年賀状」
・2019年10月26日(土)午後の部
「消しゴムはんこで折り鶴のご祝儀袋」
各コース:お一人様 3,900円
(材料費・消費税込み・道具貸出無料)
会場:大崎ウエストギャラリー
(JR大崎駅西口より徒歩1分)

(2019年9月8日配信/消しゴムはんこライブラリー編集部)

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