JESCA講師資格制度、初の大型リニューアル

 消しゴムはんこ・消しゴム版画の分野で日本最大の協会となる一般社団法人JESCA日本イレイサースタンプ協会が運営する講師資格制度「JESCA消しゴムはんこ技能認定資格制度」が2017年12月に大型リニューアルを実施する。

大型刷新は制度開始5年目で初

 同協会による講師資格制度は2012年4月にスタート。初級(アドバイザー資格)・中級(インストラクター資格)・上級(クリエイター資格)の各級があり、これまでに日本および台湾・香港に在住する900名以上が取得している。2015年には中級・上級の課題審査の合格基準を引き上げたほか、課題図案の入れ替えなど一部改訂を行っているが、大型のリニューアルは初となる。

講師・作家としてのルールやマナーにも重点

 大型刷新にあたり、初級については変更がないが、中級・上級についてはこれまでの課題作品の制作による「認定審査」方式から「通信講座+認定審査」方式に改定。中級の課題図案のデザインが変更されるほか、カリキュラムには制作技術や指導手順などに関する基礎知識に加え、講師や作家としての振る舞いやルール、マナー、知的財産権等についても重点を置いた内容になっている。

現行の認定審査は11月15日最終締切

 現行のカリキュラムによる認定審査の新規申し込みは2017年11月15日(水)が最終締切で、11月下旬にも改定後の「JESCA消しゴムはんこインストラクター通信講座」の新規予約受付を開始予定。尚、上級にあたる「JESCA消しゴムはんこクリエイター通信講座」は2018年4月に開始予定で、実質的に11月中旬からの約4カ月間は上級を新規で申し込むことができない。価格は数千円の値上げとなるため、中級および上級の資格取得を検討している場合は早期の検討が必要。

詳細は下記まで
http://www.eraserstamp.net/class/

 資格制度を運営するJESCA日本イレイサースタンプ協会は、2010年12月に任意団体として設立。2015年9月に社団法人化し、消しゴムはんこの郵便交換会「消しゴムはんこトレーディングクラブ」や、専門イベント「けしごむはんこヴィレッジ」、コンテスト「国際イレイサースタンプ品評会」などを運営し、消しゴムはんこ・消しゴム版画の普及活動を行っている。

(消しゴムはんこライブラリー/2017年11月7日配信)

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