コルクの持ち手を作ってみる(前編)

 以前のこぎりガイドを使って切り出したひのきとコルクの持ち手。

 前回はひのきの持ち手を仕上げましたが、今回はコルクの持ち手を仕上げてみたいと思います。


 まずはのこぎりで切り出したコルク片にサンドペーパーをかけて切断面を滑らかにしていきます。今回は240番→400番→800番の順に使用しました。目の粗い番手のサンドペーパーを使用するとコルク自体がボロボロと崩れてくることと、サンドペーパーをかけた際にできる「削り目」が残ってしまうため、中目の240番から削り始めます。

 240番で削っただけでここまで滑らかになりました。このままでも問題なく使用できそうですが、ここからさらに削り込んでいきます。

 800番をかけ終えた状態です。とても滑らかに仕上がりました。


 ここで、持ち手の印影を捺す面に色を付けます。インクはマルチパーパスインクの代名詞ともなっている「ステイズオンミディ・ジェットブラック」を使用しました。コルクの場合、着色面を滑らかに研磨しても細かい穴がどうしても残ってしまいインクが染み込んでいきませんが、今回は実験ですのであえて残したままにします。

 とりあえずこのようになりました。

 次回はこの状態に「あるもの」を使用して加工をしていきます。果たしてどのように仕上がるでしょうか?どうぞお楽しみに!


(ライター:今福大文 / 2017年10月9日配信)

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