消しゴムはんこが1万円以上で売れた?バブル期の凄さ

 いまminneやcreemaといったハンドメイド販売サイトやメルカリなどのフリマアプリで、スマートフォン1台があれば簡単に自作のオリジナル消しゴムはんこを販売できる時代となりましたが、かつては消しゴムはんこをネットで販売する方法といえばヤフオク!が主流だったという時代があったそうです。

 第一次消しゴムはんこブームの初期の2006年から2012年頃あたりまでは、ヤフオク!(当時は「Yahoo!オークション」が正式名称)での消しゴムはんこの出品者・入札者が多い「ヤフオクバブル期」とも言われていたようで、高額で落札されるケースが多々あったといいます。

 当時は消しゴムはんこの出品点数が多く、入札者も多いことから入札合戦が過熱。凝った図案の消しゴムはんこや、ブログランキングなどで注目を集めている人の作品であれば数100円でスタートしたものが3,000~5,000円前後で落札されることがよくあり、中には1万円を超える落札もあったそうです。(現在、ネット上で情報が確認できたものでは400円スタートの消しゴムはんこが16,000円で落札された例がありました)

 現在は、販売価格が固定されているハンドメイド販売サイトなどに分散化され、ヤフオク!でもバブル期のような白熱した入札合戦は見られなくなり高値で落札されることは非常に珍しくなったようですが、消しゴムはんこをコレクションしている人たちにとっては、手頃な価格で完成度の高い作品が手に入る良い時代になったといえるのかもしれません。

(ライター 福住由樹・2017年9月12日配信)

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